高周波焼入れ3つの強み
必要な「深さ」に対応
6KHz~200KHz、10KW~600KWまでの様々な高周波発振機を保有しており、図面のスペックに沿った高周波焼入れが可能です。
コイルを「自社製作」
コイルを自社内ですべて製作しています。自社内で完結させることで、コスト面、納期面で有利になります。
単品・大型品「実績多数」
長年の実績で培われたノウハウを武器にインライン化できない、単品、量産、小型、大型、試作品をお客様の仕様に合わせて加工させて頂きます。
加工能力
ギヤ
- 材質
- S45C・S50C・SCM435・SCM440など
- 対応可能サイズ
- 直径:〜φ4,000mm 重量:7.0t
- モジュール
- 〜M80
- 有効硬化層深さ
- 〜10.0mm
シャフト
- 材質
- S45・S50C・SCM435・SCM440など
- 対応可能サイズ
- 直径:〜φ200mm 長さ:〜4,000mm
- 直径:〜φ1,000mm 長さ:〜2,500mm
- 直径:〜φ400mm 長さ:〜6,000mm(横焼)
- 有効硬化層深さ
- 〜5.0mm
リング
- 材質
- S45・S50C・SCM435・SCM440など
- 対応可能サイズ
- 直径:〜φ4,000mm レース径:〜Φ5〜85mm
- 2分割の場合、φ6,000mm
- 6分割の場合、φ8,000mm
- 有効硬化層深さ
- 〜4.0mm
カム
- 材質
- S45・S50C・SCM435・SCM440など
- 対応可能サイズ
- 直径:〜φ1,2000mm
- ※溝カム・カムシャフト・円筒カムなど
特殊形状にも対応します。 - 有効硬化層深さ
- 〜10.0mm
レール
- 材質
- S45・S50C・SCM435・SCM440など
- 対応可能サイズ
- 幅:〜300mm 長さ:〜6,000mm
- ※V溝レール・山型レール・コの字レールなど
特殊形状にも対応します。 - 有効硬化層深さ
- 〜10.0mm
その他
- 実績
- ・巻き上げドラム
- ・破砕用刃物
- ・鋳造品(FC・FCD材)
- ・多品種少量品
- ・高周波ロウ付け
- ・高周波焼き戻し
高周波焼入れ設備
高周波発振機
設備名 | 出力 | 周波数 | 特記事項 |
---|---|---|---|
TR-200-5 (2021年) |
200KW | 200KHz | 小型品(単品~量産) 量産シャフト(10万本/月以上) |
TR-200-4 (2017年) |
200KW | 50KHz | ギヤ(歯底、歯面移動、φ4,000) ベアリング(φ2,000) |
TR-200-3 (2015年) |
200KW | 30KHz | レール(L6,000×W300) ギヤ(歯底、歯面移動、φ4,000) |
TR-600 (2013年) |
600KW | 6KHz | ギヤ(φ1,200まで一発焼入れ可) シャフト(φ1200×L3,000×5t) |
TR-120 (2012年) |
120KW | 100KHz | クランクシャフト量産 カムシャフト量産 足回り部品量産 |
TR-200-2 (2011年) |
200KW | 30KHz | ロボットの減速機量産 (~50,000ヶ/月) |
TR-200-1 (2006年) |
200KW | 9.8KHz | 工作機械用ボールネジ (~L4,000) |
TR-100 (2006年) |
100KW | 9.8KHz | ベアリング軌道焼入れ (~φ4,000) |
TR-250 (2004年) |
250KW | 9.8KHz | 減速機部品量産 足回り部品量産 |
VT-50 (1985年) |
50KW | 200KHz | φ4~6小径シャフト (~200,000本/月) |
TR-600
TR-100
TR-200-5
TR-200-1
焼戻し炉
設備名 | 最高温度 | サイズ |
---|---|---|
F-1炉 | 400℃ | 台車式バッチ式型電気炉 W2,600mm×L3,000mm×H1,400mm |
F-2炉 | 600℃ | 台車式バッチ式型電気炉 W1,000mm×L1,300mm×H800mm |
歪矯正機
設備名 | プレス圧 | 対応サイズ |
---|---|---|
油圧式矯正機 | 100ton | 角モノ:L4000×W500×80t 丸物:φ130×L4,000 |
その他附帯設備
設備名 | 特記事項 |
---|---|
天井走行クレーン | 5ton×3基 / 2.8ton×2基 |
フォークリフト | 1.8t×1台 |
高周波焼入れ技術
高周波焼入れを行う目的
高周波焼入れは、耐摩耗性、疲れ強さ、じん性の向上を目的とした鋼の表面硬化法として広く活用されている。
- ・表面硬さが高く、優れた耐摩耗性、疲れ強さが得られる
- ・表面圧縮残留応力が大きく、優れた疲れ強さが得られる
- ・組織が微細で、優れた延性、じん性、疲れ強さが得られる
- ・脱炭がほとんど見られず、疲れ強さの低下や不安定化の心配が少ない
高周波焼入れ技術に関する詳細な情報は、こちらから
技術レポート