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精密レーザクラッディング

「ALPION」直噴型マルチビームLMD方式

加工ヘッドの中心から噴射される金属粉末を、そこに向かって周囲から照射される複数のレーザ光で直接加熱・溶融・凝固することで被膜を形成する技術です。

精密レーザクラッディングとは

Direct Energy Deposition方式の1種で、6本のビームを1カ所に集束、中心から粉末を供給し、多種多様な金属の肉盛り層を精密に形成する技術

従来型DED

中心からレーザ光、サイドから粉末を供給
レーザ光で生じた溶融池に粉末投入される

粉末マルチビーム式DED

サイドからレーザ光、中心から粉末を供給
複数レーザで粉末を直接溶融する

メリット

  • ・精密金型のエッジや工具の刃先などに硬質金属膜や耐腐食性膜を部分的に形成可能
  • ・高精度な修復技術によってダメージサンプルの再利用が可能
  • ・幅狭な皮膜を精密積層することで高精度な造形が可能

肉盛り形状事例

コーティング

精密レーザクラッディング コーティング Stellite-6
  • 基材:TFG300
  • 肉盛材質:Stellite 6
  • ピッチ:0.27
  • 肉盛り高さ:0.3mm
  • 肉盛り速度:81cm3/min
精密レーザクラッディング コーティング IN718
  • 基材:TFG300
  • 肉盛材質:IN718
  • ピッチ:0.27mm
  • 肉盛り高さ:0.15mm
  • 肉盛り速度:40.5cm3/min
精密レーザクラッディング コーティング Silicolloy XV I
  • 基材:TFG300
  • 肉盛材質:Silicolloy XV I
  • ピッチ:0.27
  • 肉盛り高さ:0.2mm
  • 肉盛り速度:54cm3/min

ドット

精密レーザクラッディング ドット Stellite-6
  • 基材:TFG300
  • 肉盛材質:Stellite 6
  • ドットピッチ:2
  • ドット直径:φ0.8
  • 肉盛り高さ:0.5mm
  • 施工時間:24cm2で150sec
精密レーザクラッディング ドット IN718
  • 基材:TFG300
  • 肉盛材質:IN718
  • ドットピッチ:1.1mm
  • ドット直径:φ0.8
  • 肉盛り高さ:0.3mm
  • 施工時間:24cm2で380sec
精密レーザクラッディング ドット Silicolloy XV I
  • 基材:TFG300
  • 肉盛材質:Silicolloy XV I
  • ドットピッチ:
  • ドット直径:φ0.8
  • 肉盛り高さ:0.3mm
  • 施工時間:24cm2で190sec

ライン

精密レーザクラッディング ライン Stellite-6
  • 基材:TFG300
  • 肉盛材質:Stellite 6
  • ライン幅:0.3mm
  • ライン高さ:0.15mm
  • 施工時間:120sec
精密レーザクラッディング ライン IN718
  • 基材:TFG300
  • 肉盛材質:IN718
  • ライン幅:0.3mm
  • ライン高さ:0.15mm
  • 施工時間:210sec
精密レーザクラッディング ライン Silicolloy XV I
  • 基材:TFG300
  • 肉盛材質:Silicolloy XV I
  • ライン幅:0.3mm
  • ライン高さ:0.15mm
  • 施工時間:220sec

精密レーザクラッディング設備

精密レーザクラッディングシステム

設備名 ALPION
最大ワークサイズ X:200mm Y:200mm Z:100mm
搭載軸数 5-axiz stage(3 linear axis,rotary axis,tilt axis)
装置サイズ 1400mm(W)×1200mm(D)×1850mm(H)
重量 800kg
消費電力 3000W
供給電圧 200V three-phase
動作温度範囲 15〜27℃
レーザ発動動作 CW
レーザ定格出力 300W
中心発振波長 975nm
最小ビート幅 0.5mm
最小クラッディング厚さ 0.05mm
対応原料 ステライト、コルモノイ、インコネル、チタン合金、銅合金 etc.

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