【技術実績】大阪・関西万博展示「ミニマルな水陸両用モビリティー」開発プロジェクトに参加
― 金属3Dプリンターによるフロートカバーの一体造形 ―
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展された「ミニマルな水陸両用モビリティー」開発プロジェクトにおいて、富士高周波工業株式会社は、金属3Dプリンターを用いたフロートカバー部品の造形を担当しました。
今回のプロジェクトは、水上と陸上の両方を走行できる次世代型パーソナルモビリティーの開発として注目を集めており、車体下部のフロートは浮力を確保する構造であると同時に、駆動ユニットとの接続部には高い剛性と寸法精度が求められます。



当社では、これらの要求を満たすため、金属3Dプリンターによる一体造形部品を製作、複雑な曲面形状や肉厚変化を高精度に再現し、設計自由度の高い造形を実現しました。
造形材質には、強度と耐食性に優れたSUS308ワイヤーを採用。
水上・陸上の双方での使用環境を考慮し、造形条件や構造設計の最適化を図ることで、必要な剛性と精度を確保しつつ、信頼性の高い部品製作を実現しています。



本プロジェクトを通じて、当社が培ってきた金属3D造形技術が、社会における新たな技術革新を支える有効な手段となり得ることが示されました。
富士高周波工業株式会社は、今後も最先端のものづくり技術を通じて、産業界の新たな発展に貢献してまいります。
【金属3Dプリンターでの造形の様子】
当社の金属3Dプリンティングの詳細については、下記サイトをご覧ください